2017年12月6日水曜日

小学生が許されるのはメンテ前までだよねぇ~


冬の北海道はもうすっかり根雪。

……根雪って分かりますか?
こんせつではありませんよ。
ねゆきと読みます。
あなたが小学生かも知れないので、懇切丁寧に教えてあげます。

根雪とは、もう春まで解けないであろう雪のことです。
っこみたいに大地に張り巡らされた
ですので、
『根雪が積もる』の他にも、
『根雪が張る』なんていう使い方もしますよ。

北国の冬は先ず、初雪が降るところから始まります。
だいたい11月の下旬くらいに、その年めて積もる初雪が観測されますよ。

その初雪で積もった雪は、大抵いったん解けて、根雪にはなりません。寒波の第一波が過ぎ去れば、暖かくなりますよね。それで解けるわけです。

しかし、その解けると積もるの鬩ぎ合いは、やがて分水嶺を迎える。

本格的な冬を迎えれば、もう暖かくなることなど無いのです。
それが北国。
少しずつ降りゆく雪は、気温に解かされることなく根雪となるのです。



ところで、『とける』という漢字は3種類ありますでしょう?
ける・ける・けるって。
細かく言えばもっとあるのですが、今はこの3つに注目しましょう。

どの漢字でとけるって書けばいいのッ?

落ち着いて。
今からそれを説明するのよ。
ほら座って。

雪について書く時は、主に「解」の字を使うんですよ。
自然現象としての『とける』は、『解ける』だと覚えて下さい。

ただ、自然に解ける・雪が自ら解けていく、のではなく、融雪機などを用いて機械の力で溶かす場合は違います。
これは自然現象ではありませんから、『溶かす』を使いましょう。

でも? 先ほど私は『気温に解かされる』と言いましたよね。これは別に間違いではありません。自然現象の場合にあたるからです。

最後に、けるについてですが、これは常用漢字でユウとしか読めないことになってるので使いません。
先ほどの融雪機や、融解、融通などに使う漢字ですね。


誘拐したいッ この笑顔(๑☣ˇд☣ˇ)و✧

少し複雑でしたが分かりましたか?
まぁ、あなたが新聞社にでも就職しようとしていないなら、こんな漢字の使い分けなどどうでもいいことですけどね。
日常で漢字の使い分けなどを指摘してくる下らない男は無視すればいいのです。
だったら? ここまでの長文はいったい何だったんだよってあなたはブチ切れるかも知れませんが、そこはそれ。逆に考えましょう。むしろ俺の方こそいったい何なんだろうって。そうでしょう? そんな大人物じゃあないでしょう? な? まったく何様のつもりだ! ていうか小学生なんでしょう? 生意気言うんぢゃねぇ!

……って、これ前置きだったのですが。
本当に少し長めになってしまったので、ここでいったん切ります。



分水嶺(ぶんすいれい)の意味?
ググレカスッ( ゚Д゚)

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