2019年1月20日日曜日

SilkRoad_11 『貿易バフ前提クエスト Ⅳ』


[SilkRoad_目次]




チョウチンアンコウこと砂精霊の討伐完了をマルザナ様に御報告致します。


わー! いきなり凄い台詞を頂きました。
『友達になれそうな気がする。ゆっくり話そう?』
WOW何なのこれ不敬ですがピンク色のお誘いとしか思えぬで御座る!


やーだもーう。人心掌握のテクニックが真:極Ⅴで御座いますマルザナ様ったら素っ気ない態度からのこれ。ツンデレの技ですよ、たまりませんねぇ。一旦落としてから持ち上げる。ふぁぁー、こんなことしてくれんのアニメとかゲームのキャラだけだと思ってたのに、本当に居たんだ。ヨカッター。


マルザナ様に私の経歴を調べられちゃいました。照れますねぇ。
あ。なら、縄張りから出ず穏やかに暮らしているメイン族さん達を人間達のエゴで毎日80体間引いてるのとかもバレたんでしょうか。もうしません赦して下さい。

空白んトコの台詞はですねぇ……編集作業中に痛恨のミスで失ってしまいました。
書いてあったのは、
『マルザナ様もオベリンのおっさんの動向をスパイさせており、彼女は今その調査を任せている担当員に重要な密書を届けたい。けど信頼できる配達人が負傷しちゃったから、密書届けられないんじゃー』
といった感じの内容でした。


で、そこへタイミング良く現れたのが今や信頼出来る友達にまで昇り詰めた私! に『この密書を届けなさい』とおっしゃられています。


あーいや、マルザナ様……。私はちょっと事情があってオベリンのおっさんには顔を知られているっていうか、知られてるどころじゃないっていうか。


ああ、マズい展開になってしまいました。なんだかダブルスパイの気分です。
おっさんに気づかれないよう担当員さんへ密書を渡せるでしょうか。


まごまごしてはいられません。これはマルザナ様からの命令。しかも熱い熱い信頼を寄せてられてのこと。断るなんて選択肢は無いのです。


担当員さんはおっさんの近くに潜んでいる様です。行ってみましょう。


うっそだろアンタ……。潜めてないっスよ。バレバレでしょこれ。


姿勢の前に距離ィィィッ


あぁ~、そうですよねぇ。ここでずっと見てたんなら、私がおっさんにスパイしてこいって言われてたのも御存知なワケですよねぇ。う~ん気まずい。
でもマルザナ様に害を及ぼすなんて滅相も無い! 私は信頼MAXのお友達ですよ。


思いません! 訪ねる必要があるとは全然思いません!

―いや? 考えてみれば、おっさんにサソリ(マムシ?)のタトゥー男について物証を得られないか調べてこいと言われたのでした。
なんかもう接触したくありませんが、その報告をする義理くらいはあるのかも。

この後ろ姿の担当員さん、一言一句聞いてたんですね。どんなお顔してるの?


あら美人。しかもボクっ娘。やっぱこっちの商団サイコー。
では見張られてることを念頭に置いて、オベリンのおっさんと再接触します。


『何か分かったことはあるか?』
フッ……。
偉そうな物言いですなぁ、私がもうマルザナ様の側へ寝返ったことも知らずに。

ところでこのおっさんはどんな面(つら)をしてるのかしら。最初話した時、大して興味が湧かなかったから見ずに終わったんですよね。前に回り込んでみましょう。


うわー、なんスかそのヒゲは。うちのスラッシュ君がすっぽり入りそうですよ。


ホントに入ったー。似合うー。


彼女に気に入られて凄いと素直に嫉妬する一方で、自分の人を見る目を自慢する。
だんだん嫌味なおっさんに思えてきました。

クエスト名が『刺客の正体』ですねぇ。
てこたぁ~……いよいよ黒幕が白日の下に? 緊張しちゃう。

さて選択肢。
マルザナ様率いるラバニア商団。今やすっかりその幹部たる私。
ここは勿論しらばっくれてやるでーすぅ。


ハズレかぁ……。また選択肢が出てしまいました。
誤魔化し切った上に大金の報酬までくれるっていうんです。これでバイバイ出来るなら上々のはずなんですが。

では、『おっさんフラれたんだってねプププ』という皮肉を漂わせながら『結婚はしましたか?』と聞いてみます。


アタリだった……。ハズレを選び続けて全部見たかったんですが。
おやまぁ、自分がフラれた話を自らし始めましたよ。それ語れば語るほど惨めになるパターンじゃないの。


な、なんか不穏なこと言い始めた……。
えーと馬を助けた? 日本語が酷すぎて分かりづらいのですが、恐らく砂丘の上で倒れてた男のことですね。

ま、まさか。怪漢を差し向けたのって、自作自演?


うわああああああ!? こ、このおっさん、とんでもない糞野郎だッたッッ!!
途中ネタバレっぽいクエ名を見ちゃった気がするけど忌まわしい! おぞましい!
振り向かないなら自演してでも陥れるとか織田信長もびっくりなホトトギスだよ!
卑劣なりオベリン! 誰がお前の軍門なんかにッ


え。何の前触れも無く現れたこの一団は何でしょう。
カタン軍兵士……バラクス別動隊?


あわわ。アトイ・バラクスという偉い人が来たみたいです!
報告しましょう報告しましょう。ゲスの悪事を有ること無いこと報告しましょう。


なんなんだ。加工無しでこの格好良さはなんなんだ。いい感じに後光射す時間帯。


あ、はい……恐悦至極に御座います。
王子の腹心ですってよ。滅茶苦茶偉い人じゃんスか。石田三成くらい?


真実は沈没しない! かっけぇ~……何このまぶしい存在感。


おお! マルザナ様の大勝利です。


ありがとうバルハン王子。誰か知らないけど好印象を持ちました。いつか謁見出来るのでしょうか? 楽しみにしています。


熱い展開だった……。


呆然。




次回 [SilkRoad_12 『グチグチのギガントピストルとサソリマムシの考察』]
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