2018年1月14日日曜日
珊瑚の欠片ふう 7/100個
[珊瑚の欠片ひい 0/100個]
友人SYが『海中で鍬は装備出来ない。陸地で鍬を装備してから潜るがよい』と言っていた。
なるほど理解した。
いつもネタバレせぬよう配慮しながらも巧みにアドバイスしてくれてありがとう。
私は珊瑚の回収に鍬が必要なことすらも知らなかったのだが。
……そこはなんとか知ったかで乗り切った。
君は本当に何処でも来てくれるんだねメイドさん。ルーラってやつでしょそれ。
鍬もこれでOKだし、あとはペットさん達の力も借りよう。
椎名林檎ちゃんと浮雲ちゃんが、
自動採取で珊瑚採ってきてくれるかも知れないクノイっちゃんが頑張らなくても。
……駄目か。ペットスキルの自動採取で入手してもらっても、採集クエのプロセスとしてはカウントされないんだった。
さて、珊瑚の欠片が何処の海で手に入るか?
それをネットで調べるというのは、実はまだしていない。
前回の記事を書きながら感じたことがあるのだ。
おさかなウェアでは辛い。息が辛い。
だがシャークウェアでなら、もっと海中を楽に探索できるのではないか?
先ずはこの自らの体験から学んだこと。ここからあれこれしていこうではないか。
やはりネットに頼るなど笑止千万。
それは最後の手段だ。
自分の力だけでどうにもならなくなった時だけだ。
記事はたったの2回目。
まだまだ伸ばせる、いやまだまだ試行錯誤だけで出来ることがあるはずだ。
では、そんなわけで。
シャークウェアを購入してみるところから始めよう。
いいのだ、いいのだ。これは何れ買うつもりだった。丁度いい機会ではないか。
買ってみて、着ってみてから、させてみて、褒めてやらねば、人は動かじとか何とかって山本五十六か誰かが言ってました。
ただ、
既におさかなウェアを持っているクノイっちゃんに、シャークまで買っても仕方がない。
ここは別の誰かに着てもらうこととしよう。
交代してもらうのは誰にするか?
……うーむ。
今は全員なんのかんのやってて、お手隙な社員がおらんではないか。
ジャイは休暇中だし。
なら、私がやるか。
ここエフェリア本社から決して動かないなどと言われてる私。
実際そんなに暇なわけではない。夜遅くまで箱を運んだりしてるのだが。
そうはいっても、社員たちに対して苦労してますアピールをするなんて恥ずかしいからな。
そんなみっともない真似はごめんだ。
私は言わない。
ゆえにどんどん誤解されてしまうのであろうが、それでも。
私は言わない。
おい。選手交代、いや潜手交代だ。
ぬう。うちの社員たちは、代表取締役たる私への敬意が少な目だ……。
ぽちっと買ったものが朝になったら届いていたので、先ずは置いてみた。
こ、これを私が着るのか……。この間抜け顔なサメの着ぐるみを……!
思ってたより屈辱的かも知れない。
くぅ。あいつめ。
うだうだしていても始まらない。
着てしまおう。着てさっさと終わらせよう。
ぬぬぬ。こ、これは想定よりも大幅につ、つらい。私がこんな格好をッ……!
く、くそぅ。あいつめぇー! ハスラ遺跡に配属してやる!
ええい、珊瑚の欠片めぇー! すぐに100個片付けてやる!
おお、海中とはこんなに美しいものだったのか。
これは悪くない。楽しい。
あいつに聞いていたおさかなウェアよりも、やはりこのシャークウェアは長く潜れる様だ。自由度が格段に上昇したため仕事がやりやすい。
はっはっは。深い海溝にも行けるぞ!
おお、ワカメがあったぞ。
ワカメ、ワカメ、コンブ、ワカメ、ワカメ、海藻、ワカメ、コンブ、ワカメ、ワカメ、ワカメ、ワカメ……。
んワカメェェェ!!
んワカメばっかりだ!! ん珊瑚は!?
まぁそれでも、海中での採取活動というのは、なかなかに楽しいものだな。
本当に綺麗だし。
デイリーばかりの毎日だから、久々の"新しいこと"だ。
それにしても……。
海中で採取をすると、スタミナが回復するのだな。
なんというミステリアスなカラダなんだ。
自分のこととはいえ初めて知ったぞ。
もしかして、採りながら食べているのか?
お、ヒトデだ。何に使うのか知らないけれど、一応採っておこう。というかワカメ以外は何に使うのか全部知らないが。
わーい。黒結晶だー♡
どれ。
まだ肝心の珊瑚は採れていないが、少し休憩するか。
近くの島に上陸して、優雅に香りの良い茶でも……。
ここは何処だ?
エフェリア港は……どっちだ?
なんだか気づかぬ内にやや遠くまで来てしまった様だな。
とりあえず近くの島へ行くか。
ここはオベン島というらしい。お弁当を広げるのに丁度良い名の島だ。
ん? 水面に何か……。もう一度潜ってみよう。
こ、これは!!
珊瑚ではないか!!!!
ふははははは!
……やれやれ。こんなに早く見つける予定じゃなかったんだが、見つかってしまったものは止むを得ないな。
正直なところ、もう少し0/100個のまま話を引き伸ばしていきたかったのだぞう。
だが現実と同じ様に、この世界に於いても成る様にしか成らん。アレの小説パートと違って、頭の中だけで好き勝手できる類いのものではないのだからな。
おお、フォーセットよ。頭の中におったのか。ナウシカのテトかお前は。気づかなかったぞ。
この鳥、フォーセットは、2009年に亡くなってしまった米国の美人女優、ファラ・フォーセットさんからその名を頂戴したのだ。
ググってみると良いぞ。本当に美人な方だったのだ。
ん? 鳥なんかよりも私の胸元がもっと見えるアングルにして欲しいか? いいぞ。私はそういうことには概ね寛容だ。
いいのだぞ。心を痛める必要は無い。じっくりごっくり見るがよい。
胸元を見られたくらいで死ぬ者など居ないさ。
それに、
本当に死んでしまう事態に陥ったとしても、
私はゲームのただのキャラクターだ。
私をどんな角度から眺めようと、
君の自由なのだし、
私がどれほど凄惨なデスり方をしても、
君の身は安全だ。
"君"
というのは
これを書いてる粘ブロのことではないぞ。
これを読んでる"君"のことだ。
私はあまり登場することがない人だから、
この機会を活かそうと思う。
ひとつだけ君に、
突き付けてみたい事実があるんだ。
君はゲームのキャラクターじゃなく、現実世界の住人だ。
だから、私の様にあっさりと死んだりはしない。
と、思っているだろう?
でも、それは違う。
君は思い違いをしている。
誰もが、
毎晩死んでいる。
自分のパソコンに
何かの新しいプログラムをインストールして
再起動したなら、
そのパソコンはもう
先ほどまでのパソコンとは
別物になっているはずだ。
少なくとも、全くの同じではない。
一日を過ごし
たくさん色々と経験してきた君は、
自らの脳内に
多くの記憶をインストールしてきたともいえる。
そしてベッドで寝て、
朝になって目覚める。
その時
起き上がる君は、
昨日の朝
起き上がった君と、
果たして同じ人間なのだろうか?
少なくとも、全くの同じではない。
君は毎朝、
寝る前とは別の人間として、
再起動されている。
明日、
君のそのベッドで起き上がるのは、
君ではない。
本日の珊瑚 7/100個
[珊瑚の欠片みい 13/100個]
だから明日、
月曜日からまた仕事に行かねばならんのは、
君ではないんだ。
募る不安があったとしても、放り出しなさい。
それは、明日以降の君がやってくれるから。
君はその不安の根元と関わりはしない。
関わることも出来ない。
忘れなさい、全てを。
今日は目いっぱい遊んで、夜も安心して寝なさい。
……最期の日なのだから。
恋人が居るなら、
会っておきなさいよ。
明日から、
その人と会うのは、
その人を抱くのは、
君じゃない、
君なのだから。
顔を交換されるアンパンマンと何も変わらない存在。
http://www.hiroburo.com/archives/6384129.html
それが君なの。
常に今日が、最期の日だと思って生きていきなさい。
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