2019年1月31日木曜日

SilkRoad_18 最終回『バレンシア』


[SilkRoad_目次]





いよいよ最終回



か、どうかは私にゃあ分かりません。この行を書いてる現時点では、まだバレンシア行けてないので。


象を眺め過ぎた。そろそろ出立せな。


アイリス渓谷を発ちまして、次の目的地は『クマフ渓谷』という場所です。
この辺はずーっと渓谷なのですね。渓谷警告ぅ!

…………。


残りの貢献度は7です。ありゃ? ホントに足りない気がしてきた。


ああ、バレンシアらしき宮殿が見えるよう。行けるのかー? 行けないのかー?



クマフ渓谷を発見。管理人を訪ねます。陽が傾いてきたー。


鬱陶しいって……! 初対面なのに鬱陶しいって!


だけどこの人の知識面白いなー。ちゃんと聖地7ヶ所を巡礼しない不真面目な信徒も居るんだアール教。


貢献度の残量6。次は『アンカト海岸』を目指します。おおよそでマーキング。
ルート表示は相変わらず最短を提示する努力しない! 頑張れぇぇ!


アンカト海岸までは少し長そうですね。


太陽待ってくれ。まだ沈まないでおくれ。


私は今日中にバレンシアまで辿り着きたいんだ。


明日からは2月。1月終わったらやる気が消えるかも知れない! だから急げー!


ライオンは近寄ったら襲ってきたので(当然かもだけど)、また今度。


アンカト海岸を発見。拠点管理人も近く。いいぞぉ、このペースでトントン拍子にバレンシアまで行けー!


また象さん居た。明るい所で見ると質感よく出来てるなー。


アンカト海岸の管理人オスマンさん。その威圧感で子供の友達居るんだ……。


貢献度残量5。次はいよいよアンカト内港ですが、ぐるりと迂回するルートに従って進むとバレンシア入ってしまいます。


ここまできて順番どおり行けないなんて締まらない。どれほど高低差があろうと、アンカト内港に直線で入ってやるぅ!


ぬぁぁー! いきなり心を折る断崖絶壁。これは無理すぎる。


なんか行けそうな溝を発見しました。ここからなら降りられそう?


ゆっくりだ。ゆっくりだぞラクディウス。


行けたぁー!


おお、ついにアンカト内港を貢献度圏内に収めた。達成感で涙が潤む。
これで箱を送れますねぇ!


得より損が大きい! 貿易赤字の話は近年のアメリカがモデルなのかな?


アンカト内港の拠点管理人、イナハさん。100人乗っても大丈夫。


次はラクシャン天文台。バレンシアへの最後の一歩。必要な貢献度は3であるはず。
残りの貢献度は4なので足りる……いやいや、狩猟デイリーの為に2は使いたくないんだってば。
じゃあ使える貢献度は残り2で、ラクシャン天文台は3必要だな。

ぬぁぁ……? たったの1がぁー、たっ、足りない? 算数頭痛いよぉー!


そだ。イベルブオアシスは貢献度外していいんだった。


夜にバレンシア着くのもアレなので朝を待ちました!


貢献度も回復したし!


ラクシャン天文台に向けて出発進行!


やっと本当の本当に最終回を迎えられそうです。


見えたぁー! ラクシャン天文台!


発見。ところでこの名前はラクシャンデ衣装と関係あるのかな。


ラクシャン天文台管理人、アクラムさん。読書に忙しいみたい。
本を読む所作、ソーシャルアクションで欲しいなぁー。
また新しい王子の名前が出てきました。知識の探求に熱心な御方なのかしら。


名しか知らないNPCさん達ともこれから会えるのかと思うと、胸が高鳴ります!

さあ、いよいよバレンシアへ! ゴール目前ッ!


しかし、私の足はここで止まった。


バレンシア首都圏に雨が降ってきたから、ではない。


すぐそこに入り口の門がある。
あるのに、
ここを目指してきたのに、
足が動かない。

「い、行きたくない……」
それが自らの口から発せられた音だと気づいて、驚愕と戸惑いを覚えたが。
バレンシアに到達したくないという思いが、ふわりと頭の中で湧き出しているのもまた事実だった。
「……引き返したい」
これはそう、新しいことへの恐れ、なのだろう。


実のところ、ここまで歩を進める中でも少しだけ気になっていた。
「本当に望んでいること?」
貢献度圏内に収めている基本エリアだけでも、毎日こなしきれないほどのデイリークエストがある。
この上なおも新しい土地にまで手を広げる必要が、果たしてあるんだろうかと。


ああ……ここからは宮殿がよく見える。もう目と鼻の先。
けど一歩でも先へ進めば、あそこが貢献度圏内になってしまう。
やらなきゃいけない仕事が増えてしまう。

勤勉さとは程遠い面倒臭がり屋の私が、新たな多忙さを望まないのは考えてみれば当然の話だった。

カルフェオンやオルビア等のデイリー。洗練され過ぎて最も効率の良い最短ルートを走り抜けていく私。それが無意識でも出来るほどに慣れた、いつもの流れ作業。
体にこれでもかというほど染みついたそれだけでも、時として億劫だ。


バレンシア……。
気のせいか今はもう色褪せて見える。

足が進まない。
どうしても進まない。

『折角ここまで来たのに?』
やりたくないなら、
やらなくたっていいじゃないか。

『もう目の前なのに……』
そうだけど、
直前で気づけたんだ。

行かなければ、
今までどおりの生活が、
平穏無事に送れるんだって……。


この迷いは、
変化を回避出来るかも知れない、
最後のチャンスなんだ。

前向きな曲の歌詞でよくある様に、
新しい扉は必ずしも開けばいいってものじゃない。

ここは現実だ!
もっと慎重に生きなければ。


バレンシアを眺めながら、
暫く悩んでいた。


空が綺麗だった。


小一時間ほど思い悩み、
出した答えは


引き返すこと。

こうしてバレンシアに入るのを止めた私は、
勇ましさよりも用心深さを選んだ己を誇りながら、
慣れ親しんだ貢献度圏内へと戻っていったのだった。



おわり





あとがき

いや入ったんですけどね、バレンシア!
落し方なんて考えてなかったので、こりゃどうやって〆たものかとフンばった結果に出たのがこの茶番で……。


はぁ~、ようやくバレンシア到達ですよ!


ここでも沢山のデイリーと出逢うのでしょう。忙しくなるのは確かになんですが、楽しみだと思う気持ちのほうが遥かに強いです。


何よりも今まで溜め込むしかなかった箱をやっと売却出来る様になりましたから、これからは薪割りでちゃんと報われるのかと思うと涙がちょちょぎれます。


18回にも亘って御付き合い頂きありがとう御座いました。


そうそう。『交易バフ前提クエ』と検索して来てくれた方、申し訳御座いません。
さっさと前提クエの流れを短く教えろいっ! ってイライラムラムラしたでしょ?
このブログは、攻略情報を発信する気などミリも無い、ただの絵日記帳です。


ではまた何か書いたり書かなかったりしていきますので、時折思い出してもらえると嬉しく思います。


じゃーまったねぇーい!



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